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ダニエル・ゴールマンとリチャード・ボヤツィスが新たにSQ(Social intelligence)の概念を発表

10年ほど前に話題になったEQ(Emotinal Intelligence)の概念を作ったダニエル・ゴールマンとリチャード・ボヤツィスが新たにSQ(Social intelligence)の概念を発表しました。ここ10年における、社会神経科学の進歩はめざましく、長いあいだ謎とされてきた点を解明しはじめています。不快な人間関係とストレス・ホルモンの関係、不快な人間関係が続くと、ウイルスと戦う免疫細胞をコントロールする遺伝子にダメージが発生する可能性があるといったことが明らかにされてきています。もっと分かりやすい事例としては、「我々がたとえ無意識にせよ、ある人のしぐさから、その感情を察知すると、ミラーニューロンの働きにより、我々自身の心の中にもそれと同じ感情が湧き上がってくる。」「ミラーニューロンの一部は、他者の微笑や笑いを感じ取り、それに釣られるようにして笑顔をつくることだけを役割としている。したがって、無愛想でユーモアにかける上司の下では、メンバーのこの細胞は刺激を受けないが、よく笑い、おおらかな雰囲気づくりができる上司の下では、この細胞が活性化するため、メンバーたちも笑顔を見せることが多く、チームの一体感も高まる。」(ハーバード・ビジネス・レビュー日本語版2009年2月号 「EQを超えて:SQ(Social intelligence)リーダーシップ)といったことを、また日常生活でも、乳母車に乗せられた他人の赤ちゃんに微笑むと、可愛いい微笑みが返ってくるといったことは、私たちがよく経験することです。日本には昔から「笑う門には福来る」という諺がありました。厳しいご時勢ゆえ、快適な人間関係がより一層大切だと感じます。

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2009年2月

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